1+2+3+4+5+6+7+8+9

 

1~9の数を全部足していきます。もちろん、1+2=3、3+3=6、6+4=10…と順に計算していってもいいわけですが、結局すべて足すのだから順序はかえてもいい(2年生で勉強します)と考えると、


こんなふうに考えて、「45」と計算することもできます。
さらに、

のようにしてみると、「10が9こで90」の半分で「45」と考えることもできます。
ドイツの数学者ガウスは、小学生の時、先生がたっぷり計算練習をさせようとして「1から100までの数を全部足しなさい」という課題を出したのに、あっという間に「5050」と答えて先生を驚かせたといいます。
「101」が100個の半分という訳ですね。


さて、本校は今年、創立50周年の節目を迎えています。学校の50歳の誕生日は、11月19日です。

問題

【 1+2+3+4+5+6+7+8+9=50 】

上の式はまちがっています。正しい答えは上で確かめたとおり「45」ですね。
そこで、8つある「+」を1つだけかえて、答えが「50」になるようにしてください。

答えを「大きく」したいので、「+」を「-」や「÷」にしようとは考えないでしょう。
「+」を「×」にしたら必ず答えが「大きく」なるのかというと、そうとばかりは限らず、
【 1×2+3+4+5+6+7+8+9=44 】で「小さく」なる場合もあります。

・・・足し算をかけ算にして「5」増える箇所を探せばいいので、

正解
【 1+2+3×4+5+6+7+8+9=50 】

「+」を「1つだけ」かえるという条件だったので、これがおそらく唯一の答えです。
いくつ変えてもいいのなら、あと32通りの答えがあります。
小学生にもわかりやすい式をいくつか紹介します。計算してみてください。

【 1+2+3+4+5×6-7+8+9 】

【 1+2-3+4×5+6+7+8+9 】

来年は、創立51周年。答えを「51」にするには、最低3ヶ所の「+」を変える必要があります。

ところで、

【 1□2□3□4□5□6□7□8□9=100 】

上の□に+、-、×、÷を入れて、答えが100になる正しい式にするパズルを「小町算」といいます。□に何も入れずに、たとえば、「1□2」を「12」のようにつなげて使うこともできます。
一般的なルールでは、( )を使うことは禁止で、この場合101通りの答えがあります。
その中の11通りは、足し算と引き算だけをつかってできます。
( )をつかってもいいことにすると、答えは18711通りにもなります。

【 1+2+3+4+5+6+7+8+9=100 】

上の式の「+」を1つだけかえて正しい式にすることもできます。
挑戦してみてください。


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